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ジェネリック医薬品は患者さんからして得なのか損なのか

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一度、調剤薬局のことを書き始めると、書かなければいけないことが次々とあることに気づきました。 

そんなわけで今回も、調剤薬局を少しお得に利用する方法を述べたいと思います。 

今回は「後発医薬品使用体制加算」という点数についてです。

 

 

なぜ、ジェネリック医薬品を勧められるのか?

まず、「ジェネリック医薬品」は皆さん、ご存知かと思います。

後発医薬品ジェネリック医薬品」のことです。

もう何十年以上も前からジェネリック医薬品の存在はありましたが、おそらく本格的に患者さんが耳にするようになったのはここ数年の話ではないでしょうか。

 

というのも日本の高齢化社会が進み、どうしても医療費を下げたい政府は先発医薬品ではなくジェネリック医薬品の使用を促進しようと考えました。

しかし、在庫管理の観点や患者さんへの認知度も低いことから、ジェネリック医薬品の使用促進はなかなかうまく進みません。

そこで2014年から薬局に対し、「ジェネリック医薬品を進んで使用している薬局には調剤基本料にインセンティブを与えますよ。」という方針になりました。

 

つまり調剤薬局としては、ジェネリック医薬品を患者さんに使用してもらったほうが、高い基本料を算定できるので儲かるということです。 

 

後発医薬品使用体制加算」のウラ

…となると、ジェネリック医薬品を使用しないほうが調剤基本料が安くなるのでは?とお思いかと思いますが、実際はそうではありません。

 

この「ジェネリック医薬品使用率に対するインセンティブ」のことを「後発医薬品使用体制加算」と呼ぶのですが、これは患者さんがジェネリック医薬品を使用するしないにかかわらず、その薬局を利用する患者さんすべてに算定される点数なのです。

つまり、選んだ薬局によってはジェネリックを希望しない患者さんにも「後発医薬品使用体制加算」はかかってきます。

 

…少し違和感を感じますよね?でも、それが現行の診療報酬制度です。

 

この点数、ジェネリック医薬品の使用率によって二段階に分かれていて、

後発医薬品使用体制加算1(使用率65%以上)…18点

後発医薬品使用体制加算2(使用率75%以上)…22点

ですので、後発医薬品使用体制加算2を算定している薬局だと、3割負担の患者さんで

22点×10円×0.3=66 

なので、60〜70円が毎回、お支払いに加算されることになります。

もちろんこの「後発医薬品使用体制加算2」を算定できるということは、その薬局の薬剤師さんの大変な努力があってこそなのですが。

 

今回のお得情報

患者さんの立場からすると患者さんの選択ではなく、その薬局でもらい続ける限り強制的に算定されてしまう点数なので、「後発医薬品使用体制加算」を算定していない薬局を選ばれた方が点数的にはお得と言えるかもしれません。

ちなみにこの「後発医薬品使用体制加算」を算定している薬局かどうかは、外観からではまずわかりません。

その薬局でもらわれる際に、会計時に発行される「調剤明細書」を確認することで、算定している薬局か否かがわかります。

その時点で調剤をキャンセルするのはあまりお勧めできませんので、受付時にあらかじめ確認されるか、薬局に行く前に電話で確認するのもアリと思います。

 

以上、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。


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