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大半の患者さんにとって「かかりつけ薬剤師」がまだ必要でない理由を説明します

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2016年の診療報酬改定以降、「かかりつけ薬剤師」という言葉を耳されるのではないでしょうか。もしあまり理解せずに「かかりつけ薬剤師」の契約をしてしまった方、ちょっと待ってください。この制度を薬剤師の視点から解説します。

この記事を最後まで読んだ上で、それでも必要かどうかぜひ検討してください。 

 

 

かかりつけ薬剤師って?

これは、2016年度の診療報酬改定から始まった制度です。

一定の条件をクリアした薬剤師が、特定の患者さんの担当薬剤師になるという、「薬剤師指名制度」です。 

定義上は、患者さんが指名した「かかりつけ薬剤師」から、以下のサービスを受けられるというものです。(契約には同意書が必要。)

  1. 薬剤服用管理指導料に係る業務
  2. 患者が受診している全ての保険医療機関、服用薬などの情報を把握
  3. 担当患者から24時間相談に応じる体制をとり、患者に開局時間外の連絡先を伝え、勤務表を交付
  4. 調剤後も患者の服薬状況、指導等の内容を処方医に情報提供し、必要に応じて商法提案
  5. 必要に応じて患家を訪問して服用薬の整理等を実施

そして、その対価として患者さんは通常の服薬指導で算定される薬剤服用管理指導料(38点)より高い、かかりつけ薬剤師指導料(70点)が算定されることになります。

その差額は、3割負担の患者さんで約100円です。

 

 で、お得なの?

正直なところ、突っ込みどころ満載のグダグダ制度で、私個人的には対価に見合う価値は無いと思っています。

まず、かかりつけ薬剤師が毎回対応してくれることとなっていますが、別に契約しなくても、気に入った薬剤師がいれば指名すればいいんです。

契約しなければ、同じ薬剤師が対応してくれないなんて、おかしな話だと思います。

あと、上述した5つのサービスについて、特別っぽいことを書いているようですが、3と5以外はわざわざかかりつけ薬剤師指導料を払わなくても、通常の指導料でも受けられるサービスです。万が一していなければ問題なレベルの薬剤師として至極当たり前の業務です。

つまり上述3にあるように、開局時間外に24時間相談したい場合以外は、全く必要の無いサービスと私は考えます。

それでなくても近年、調剤薬局の開局時間は延びてきています。

大半の薬局が平日9〜19時頃まで営業していますので、夜間に薬剤師に相談したいことが無い限りは、意味の無い100円を毎回支払うことになります。

 

また5の患家訪問に関しては、薬剤師が必要を感じて訪問に来た場合、その後のステップとして「在宅訪問」になるので、100円どころの話ではなくなってきます。

 

それでも24時間相談したい場合は

あと個人的に気になる点といえば、「24時間相談」とありますが、「365日」とはなっていないんですよね。日曜日や祝日、連休などは相談できるのでしょうか。

それでも、夜間に相談できた方が便利だと考える方は契約してしまいましょう。

裏技があります。

 

裏技って?

薬局が「かかりつけ薬剤師指導料」を算定するにはいくつか条件があるのですが、そのうちの一つに、

患者に対する服薬指導等の業務はかかりつけ薬剤師が行うことを原則とする。ただし、やむを得ない事由により、かかりつけ薬剤師が業務を行えない場合は、当該保険薬局に勤務する他の保険薬剤師が服薬指導等を行っても差し支えないが、かかりつけ薬剤師指導料は算定できない。

という項目があります。

簡単に言うと、かかりつけ薬剤師が居なくて他の薬剤師が対応した場合は、かかりつけ薬剤師指導料を算定出来ませんよ、ということです。

つまり24時間相談サービスを無料で受けるには、かかりつけ薬剤師が休みの日に薬をもらいに行けば良いんです。

上述したように、契約をした時点で患者さんには勤務表が渡されますので、休みの日は余裕で狙えます。

かかりつけ薬剤師のいるほとんどの薬局は週に45時間以上開局しておりまた、ほとんどの薬剤師が週40時間シフトで働いているため、週に1日は休んでいるはずです。その日を狙いましょう。 

 

まとめ 

  • かかりつけ薬剤師は、かなりグダグダな制度
  • 契約しなくても十分なサービスは受けることができる
  • 24時間相談したければ契約しても良い
  • お得に済ませるなら、かかりつけ薬剤師の休みの日を狙う 

 

以上、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 


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